体内の大掃除でアレルギー体質を改善【ネトル】

その他

メディカルハーブ検定の勉強まとめ

ビタミンやミネラルを豊富に含むハーブとして知られ、天然のマルチビタミンと呼ばれている

一世紀のころには医師のディオスコリデスらによって広められ、古くから強力な薬草として重宝されてきた

近年ではアレルギー予防として注目されている

基本情報


学名

Urtica dioica

和名

セイヨウイラクサ

科目

イラクサ科

使用部

葉部

主要成分
  • フラボノイド(クエルセチン)
  • フラボノイド配糖体(ルチン)
  • クロロフィル
  • フィトステロール(β-システロールなど)
  • ビタミンC
  • 葉酸
  • ミネラル(ケイ素、カルシウム、カリウム、鉄)
作用・適応

作用

  • 利尿、浄血

適応

  • 花粉症・アトピーなどのアレルギー疾患、痛風、リウマチ
その他

フラボノイドやクロロフィル、ビタミンやミネラルを豊富に含む

花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患に体質改善の目的で用いられる

ドイツでは春先のアレルギーの予防にネトルなどのハーブを積極的に摂取する治療を「春季療法」と呼び、現在も続けられている

参考メディカルハーブ検定テキスト 公式テキスト

 

Urtica 焼く
dioica 雌雄異株

葉や茎に小さなトゲが付いており、触ると焼けるように痛いことが由来とされている

ネトルは英語のNeedle(針)に由来している
和名のイラクサはイライラするの語源と言われている

フラボノイド(クエルセチン)
植物が生成するポリフェノールの一種、色素成分
クエルセチン 抗酸化作用、抗炎症作用、動脈硬化予防

フラボノイド配糖体(ルチン)
フラボノイドと糖が結合した化合物
ルチン 毛細血管の働きの安定・強化、血流改善、抗炎症作用

クロロフィル
植物の光合成に欠かせない物質、人の血液と似た分子構造をもつため造血作用がある

フィトステロール(β-シトステロールなど)
植物ステロール(植物由来の化合物)、コレステロールと似ている、コレステロールの吸収を抑制

β-カロテン
色素成分、体内でビタミンAに変換される、抗酸化作用、皮膚・粘膜・目の健康を保つ、免疫力強化

葉酸
ビタミンB群のひとつ、赤血球をつくる、細胞の生産を助ける

まとめ

アレルギーは血液の汚れが原因のひとつと言われているため、利尿や血液の浄化作用が望めるネトルはアレルギー体質の改善として注目されている

ドイツでは春季療法としてネトルなどのハーブを積極的に摂取している

ネトルなどのハーブを春先にスープやポタージュとして食べ、体に溜まった毒素を体外へ出すことでアレルギー体質を改善する

ビタミンやミネラルを豊富に含むため、栄養素の補給としても役立つ

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