女性には月に一度やってくる憂鬱な時期。
生理。
感情の起伏が激しくなったり、だるさや痛みで日常生活に支障をきたしてしまうことも。
そんな生理とうまく付き合う方法をあれこれまとめてみました。
生理を理解する
まずは、生理を正しく理解し受け入れることが大切です。
生理についての基礎情報はこちら
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前向きに頑張れる時もあれば感情が不安定になり涙が勝手にポロポロと流れたり、
人にきつく当たってしまい後悔したり・・・・
上手くいかなくて「どうして!?」と思うことってありますよね。
原因は、私たちの体の中で多くの変化が起こっているから。
私たちの体は1か月の間でホルモンバランスが変化しています。
その変化にともなって様々な不調が心身にあらわれてしまうのです。
生理とはもって生まれた大切な機能のひとつ。
妊娠のための準備です。
体の中で命を育む準備をしているのです。
自分の体の中で別の命を生み出すなんてすごいことですよね。
それだけのことをするためにはそれなりの準備がいるはずです。
もちろん、命を授かることを希望している人とそうでない人はいるでしょう。
それでも生き物の宿命は子孫を残すこと。
個人の希望に関係なく月に1度行われるのです。
まずはそのことを理解し、受け入れること。
上手くいかない自分を責めずに受け入れることが大切です。
もし、イライラして誰かにきつく当たってしまっても
「あ、生理前だからだ」と納得して、
気持ちが落ち着いてから相手に謝罪すればいいのです。
集中できないことがあったら休めのサインです。
体の中では、もって生まれたサイクルとして
新しい命を授かる準備という大仕事の真っ最中ですから。
そして、集中できるときにバリバリ動きましょう。
必要以上に自分を責めたり、落ち込まなくていいのです。
痛みや憂鬱を軽減するには
そうはいっても不快な症状は少ないほうがいいに越したことはありません。
生理痛がつらいときは以下のことを実践してみましょう。
- 体を冷やさない
- ヨガやストレッチで筋肉の緊張をほぐす
- アロマやハーブの力を借りる
体を冷やさない
生理痛は体が冷えることで悪化します。
服装や空調で調節し体を温める飲み物や食べ物を摂取して
体を冷やさないようにしましょう。
厚手の靴下を履いたり、腰やおなかにカイロを貼って温めるのも対策のひとつです。
コーヒーなどのカフェインが含まれた飲み物は体を冷やす作用があるので、
生理前や生理中には避けるのが無難です。
ジンジャー入りのドリンクなどの体が温まるものを選択しましょう。
ヨガやストレッチで筋肉の緊張をほぐす
軽く体を動かして骨盤周りや下半身をほぐして血行を良くすることで生理痛が軽減します。
おすすめのヨガのポーズをいくつかご紹介します。
バッタコーナアーサナ(合せきのポーズ)
①両ひざを曲げて左右に開き、足の裏同士を合わせます
②かかとをできるだけ恥骨に近づけて座ります
③鼻から息を吸いながら座骨でマットを押して頭頂を天井へ近づけるように背筋をのばします
④息を吐きながら上体を前方に倒します
⑤心地の良い呼吸を数回繰り返します
骨盤周りの筋肉がほぐれ、腹部への刺激により血流がよくなります。
ブジャンガアーサナ(コブラのポーズ)
①うつ伏せになり、足は腰幅に開き、足の甲を床につけておきます
②手のひらを胸の横につき、脇を締めます(腕と肘が体側に沿うような形)
③鼻から息を吸いながら手のひらで軽く床を押して上体を起き上がらせます
(腕の力に頼らずに、背筋、腹筋、下半身を意識)
④心地の良い呼吸を数回繰り返します(首がすくまないように注意しましょう)
骨盤周りの筋肉がほぐれ血流がよくなります。リラックス効果も。
バーラアーサナ(チャイルドポーズ)
①四つ這いの姿勢になります
②息を吐きながらゆっくりとお尻をかかとに下ろします
③おでこを床につけて脱力します
④心地の良い呼吸を数回繰り返します
内臓の働きを高め、気持ちを落ち着かせてくれます。
アロマやハーブの力を借りる
月経前症候群(PMS)や生理痛に効くと言われている
アロマやハーブを活用しましょう。
エッセンシャルオイルを使用した芳香浴やハーブティーを
飲むことは手軽に利用できるのでおすすめです。
おすすめのアロマ
- クラリセージ
- ローズ・オットー
- ゼラニウム
ティッシュやハンカチにエッセンシャルオイルを数滴垂らして
香りを楽しむだけでも効果があります。
ディフューザーやアロマポットがないときや外出時には
ティッシュやハンカチにエッセンシャルオイルを垂らしたものを持っていきましょう。
おすすめのハーブティー
- ラズベリーリーフ
- カモミール
- ジンジャー
月経前症候群(PMS)や生理痛のためにブレンドされた
ブレンドティーを購入するのもおすすめです。
美味しく飲めるブレンドがされていますし、
鎮痛作用や血行促進作用などブレンドされたハーブそれぞれの作用を
一度に得ることができます。
まとめ
生理はもって生まれた体の機能のひとつ。
ホルモンバランスにより引き起こされ、
それにより様々な形で心身に影響を及ぼします。
自分を否定したり必要以上に落ち込まずに、
今自分の体に起こっていることを理解し受け入れることが大切です。
そして、少しでも憂鬱な症状から脱出するために自分の体を労わりましょう。
【体を冷やさない、ヨガやストレッチをする、アロマやハーブの力を借りる】