植物性の精神安定剤【パッションフラワー】

その他

メディカルハーブ検定の勉強まとめ

1570年頃、ペルーを訪れたスペイン人医師によって発見され、鎮静効果が高いことで知られる

果実はパッションフルーツとしてジュースやジャムなどの原料として人気

ストレスからくる不調に効果的

基本情報


学名

Passiflora incarnata

和名

チャボトケイソウ

科目

トケイソウ科

使用部

地上部の全草

主要成分
  • フラボノイド(アピゲニン)
  • フラボノイド配糖体(ビテキシン)
  • アルカロイド(ハルマン、ハルモール)
作用・適応

作用

  • 中枢性の鎮静、鎮痙

適応

  • 精神不安、神経症、不眠、高血圧
その他

向精神性ハーブに分類されるが、作用が穏やかであるため安心して用いることができることから「植物性のトランキライザー(精神安定剤)」と呼ばれている

精神性の頭痛、不眠などを改善し落ち着きを取り戻す

単独で用いるよりも、鎮静系のハーブ(ジャーマンカモミールなど)とのブレンドが適している

参考メディカルハーブ検定テキスト 公式テキスト

 

Passiflora 「pasiso」受難 「flora」花 受難の花 キリストの受難を意味する
incarnata 肉、肌色

花の形をイエスキリストが十字架に張り付けにされた様子に見立てている

和名は花が時計の形に見えるのでチャボ(小さい)トケイソウ

フラボノイド(アピゲニン)
植物が生成するポリフェノールの一種、色素成分
アピゲニン 鎮静、鎮痙作用フラボノイド配糖体(ビテキシン)フラボノイドと糖が結合した化合物アルカロイド(ハルマン、ハルモール)
脳の中枢神経に直接作用する、鎮静作用、鎮痙作用

まとめ

アルカロイドによる中枢神経のリラックス効果とフラボノイドによる体へのリラックス効果の相乗効果で鎮静効果が高まる
※マテのアルカロイドは活性作用

植物性のトランキライザー(精神安定剤)と呼ばれている

ストレスや不安からくる不眠や不調を改善し落ち着きを取り戻す安眠のハーブとして用いられる

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