世界で最も親しまれているハーブ【ジャーマンカモミール】

その他

メディカルハーブ検定の勉強まとめ

白く可憐な花をつけ、繁殖力に優れる
こぼれた種からでも芽が出て、踏みつけられるほどよく育つとも言われている

その生命力の強さからか「逆境に負けない」という花言葉を持つ

作用が穏やかなため、小さな子供から年配のかたまで幅広く利用できる

ドイツでは「母の薬箱」と呼ばれている

古代エジプトでは捧げものや治療薬として用いられ、熱病や婦人病の治療に使われてきた

基本情報


学名

Matricaria chamomilla

和名

カミツレ

科目

キク科

使用部

花部

主要成分
  • 精油(α-ビサボロール、カマズレン)
  • マトリシン
  • フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)
作用・適応

作用

  • 炎症、鎮静、鎮痙、駆風

適応

  • 胃炎、胃潰瘍、月経痛、皮膚炎
その他

ピーターラビットの童話にも登場し、世界で最も親しまれているハーブのひとつ

心身をリラックスさせるとともに、消炎作用を発揮

ストレスによる胃炎、胃潰瘍や不眠、冷え症、婦人科系の症状の月経痛などに利用される

牛乳と相性が良いため、ミルクティーとしても楽しめる

参考メディカルハーブ検定テキスト 公式テキスト

 

Matricaria 子宮
chamomilla 地面のリンゴ青リンゴのような香りが特徴
オランダ語のカーミレがなまってカミツレとなった

精油(α-ビサボロール、カマズレン)
α-ビサボロールは抗菌、抗炎症作用
カマズレンは抗炎症、鎮痙、皮膚再生作用マトリシン
消炎作用、蒸留するとカマズレンとなる

フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)
植物が生成するポリフェノールの一種、色素成分
アピゲニンには鎮静、鎮痙作用がある、不安をやわらげストレスを緩和してくれる
ルテオリンは代謝改善、抗炎症作用がある

まとめ

童話の中にも登場し、ヨーロッパでもっとも歴史のある民間薬のひとつ

代謝が改善し血行が良くなることにより冷えの改善となり、体が温まり神経や筋肉がゆるみリラックス効果や月経痛の改善に役立つ

高い鎮静作用を持つことから不眠の改善に用いられ「安眠の薬」とも呼ばれている

また、抗炎症作用があることから化粧品などにも用いられる

脂溶性の性質をもつので牛乳との相性が良く、眠れない夜にジャーマンカモミールのミルクティーを飲むと安眠できる

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