安らぎを与えるグッドナイトティー【リンデン】

その他

メディカルハーブ検定の勉強まとめ

リンデンは高さ30mほどになる高木

和名はセイヨウボダイジュ
ボダイジュと聞くとお釈迦様のイメージだが、お釈迦様が悟りを開いたのはインドボダイジュの木の下であり別の種類のもの

ヨーロッパでは昔から街路樹として植わっており、旅人はこの木の下で休息をとっていたとか

鎮静作用があり、リラックス効果や安眠効果があるため「グッドナイトティー」とも呼ばれている

旅人はリラックス効果や安眠効果を知ってか知らずか、リンデンの甘く穏やかな香りで疲れを癒していたのかもしれない

基本情報


学名

Tilia europaea

和名

セイヨウボダイジュ

科目

アオイ科

使用部

花部(苞)
葉部

主要成分
  • フラボノイド配糖体(ルチン、ヒぺロシド、ティリロシド)
  • アラビノガラクタン(粘液質)
  • タンニン
  • カフェ酸
  • クロロゲン酸
  • 精油(ファルネソール)
作用・適応

作用

  • 発汗、利尿、鎮静

適応

  • 風邪、上気道カタル、高血圧、不眠症
その他

心身の緊張を和らげる働きがあり質の高い睡眠をもたらす

鎮静作用と利尿作用を持つことから高血圧に用いられたり、風邪の引き始めに飲用すると発汗を促して治りを早める

作用が穏やかなので、お年寄りや子供にも安心して用いることができる

参考メディカルハーブ検定テキスト 公式テキスト

 

Tilia シナノキ属
europaea ヨーロッパ

現在はアオイ科だが以前はシナノキ科に分類されていた

フラボノイド配糖体(ルチン、ヒぺロシド、ティリロシド)
フラボノイドが糖と結合した物質、消化管まで届く
ルチン 毛細血管の働きの安定・強化、血流改善、抗炎症作用
ヒペロシド セロトニンを増やす、睡眠の質向上、ストレス低減
ティリロシド 解熱作用、抗炎症作用

アラビノガラクタン(粘液質)
免疫力を上げる、抗アレルギー作用、整腸作用、粘膜の保護

タンニン
ポリフェノールの一種、抗酸化作用、渋み成分、タンパク質を固める、抗菌効果

カフェ酸
ポリフェノールの一種、抗酸化作用、リラックス効果

クロロゲン酸
ポリフェノールの一種、抗酸化作用、脂肪燃焼、血糖値の上昇を抑える

精油(ファルネソール)
リラックス効果

まとめ

癒しや安らぎの効果に優れたハーブ

不安や緊張をやわらげてくれるのでおやすみ前の一杯におすすめ
利尿作用があるので就寝前に飲む場合は時間や量に注意が必要

粘液質が含まれているので風邪などの感染症による粘膜の腫れなどにも効果的

血圧を調整する働きがあるので、高血圧の予防にも利用できる
心を落ち着かせるので、ストレス性の高血圧にもよい

タイトルとURLをコピーしました