外出自粛が続く今、運動不足解消やダイエットのためにヨガを始める人が増えているようです。
正しく行えば心身のバランスを整えることができるヨガですが、
間違ったやり方をするとケガや体調を崩す原因となることをご存じでしょうか。
ヨガの注意点を確認し、安全で楽しいヨガライフを送りましょう。
NG1 頑張りすぎる
指示通りの姿勢をとろうとして無理をするのはNGです。
特にヨガスタジオなどでやる場合にはインストラクターと同じ姿勢をとろうと頑張ったり、
周りの目を気にして無理にポーズをとってしまいがちです。
無理にバランスをとろうとしたり、
ポーズを深めようとすることはケガの原因となります。
体を痛めてしまっては元も子もありません。
自分が心地良いと感じる無理のない範囲で行うようにしましょう。
最初は難しかったポーズも続けるうちに自然とできるようになるはずです。
焦らずに続けましょう。
そもそも、ヨガをするにあたって他人と比較することなど何ひとつありません。
そして、できない自分を責める必要もないのです。
NG2 かっこいいポーズだけやる
ヨガの動画や画像を見ていて、
「やってみたいなぁ」「かっこいいなぁ」と思うポーズってありますよね。
しかし、そのかっこいいポーズのほとんどは運動強度の高いポーズです。
学生時代の体育の時間を思い返すと、
本格的に体を動かす前には必ず準備運動をしていました。
体の準備ができていない状態ではケガにつながるリスクが高くなるからです。
これはヨガでも同じことです。
↓
ピークポーズ(運動強度高)
↓
クールダウンポーズ(運動強度低)
なにより、ウォームアップのポーズを行うことで
ピークポーズをより深めることができ、心地よさが倍増します。
NG3 寝る前に目覚めのポーズをやる
私たちの体は、交感神経と副交感神経という自律神経によってコントロールされています。
交感神経は体を活発にし、副交感神経は体をリラックスさせます。
交感神経が優位
・心拍数の上昇
・血圧の上昇
・瞳の瞳孔が開く
副交感神経が優位
・心拍数の減少
・血圧の低下
・瞳の瞳孔の縮小
この自律神経のバランスが崩れると様々な不調に見舞われてしまうのです。
例えば、夜眠る前に交感神経が活発になるようなポーズを行ったとしたらどうでしょうか。
体が興奮状態となりぐっすりと眠ることができなくなってしまいます。
これを繰り返していると不眠症になってしまう危険性があります。
夜眠る前には副交感神経が活発になるようなリラックス系のポーズを多めにとるようにしましょう。
前屈系のポーズがおすすめです。
逆に、朝は後屈系のポーズをとることで体が活発に働きます。
やる時間に合わせたヨガを心がけ、心身のバランスを整えましょう。
最後に
ヨガの効果はすぐには現れないかもしれません。
3か月後、半年後、1年後の変化を楽しみに自分に合ったリズムとペースで継続することが大切です。
素晴らしい変化があなたの心と体に起こるかもしれません。
ヨガとは、移ろいがちな私たちの心をつなぎとめてくれるもの。
今、この瞬間に感謝する。
よりよく生きるための1つの教え。
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