さわやかな香りで気分リフレッシュ、心身症にも【ペパーミント】

その他

メディカルハーブ検定の勉強まとめ

 

ミントの種類はかなり多く、600種類を超える品種があると言われている

すっきりとしたさわやかな香りで、ガムや歯磨き粉、お菓子など多様に利用されているなじみ深いハーブ

ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交配で生まれた品種でメントールが豊富

基本情報


学名

Mentha piperita

和名

セイヨウハッカ

科目

シソ科

使用部

葉部

主要成分
  • 精油(ℓ-メントール、メントン、メントフラン)
  • フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)
  • タンニン(ロスマリン酸)
  • カフェ酸
  • クロロゲン酸
作用・適応

作用

  • 賦活のち鎮静、鎮痙

適応

  • 集中力欠如、食欲不振、過敏性腸症候群
その他

メントールの香りで眠気を吹き飛ばし、気分がリフレッシュされる

消化器の機能調整(食べ過ぎ、飲みすぎ、食欲不振、消化不良、吐き気などの不快な症状を鎮める)

過敏性腸症候群(ストレスが元の下痢や便秘、腹痛を繰り返す)などの心身症にも用いられる

参考メディカルハーブ検定テキスト 公式テキスト

 

Mentha ギリシャ神話の妖精の名前
piperita こしょうのような辛い味を意味するギリシャ神話の妖精メンタが由来
メンタは美しい妖精で、冥界の王ハデスに寵愛された。ハデスの妻ペルソフォネがそのことを知り、嫉妬のあまりメンタを草に変えてしまう。メンタは草に変えられてもなお美しい香りで自分の存在を周囲へ知らせ人々に愛され続けた。

精油(ℓ-メントール、メントン、メントフラン)
香りの成分
メントール 消化促進作用、冷感刺激

フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)
植物が生成するポリフェノールの一種、色素成分
アピゲニン 鎮静、鎮痙作用
ルテオリン 代謝改善、抗炎症作用

タンニン(ロスマリン酸)
ポリフェノールの一種、抗酸化作用、渋み成分、タンパク質を固める、抗菌効果

カフェ酸
ポリフェノールの一種、抗酸化作用、リラックス効果

クロロゲン酸
ポリフェノールの一種、抗酸化作用、脂肪燃焼、血糖値の上昇を抑える

まとめ

消化機能の調整をしてくれるので下痢と便秘の両方に使用できる

香り成分により消化が促進されるので食欲不振時に用いるとよい
タンニンはタンパク質を固める作用があり、食後にペパーミントのハーブティーを飲むと口の中がすっきりする

メントールの香りは眠気を吹き飛ばし、集中力を高める

賦活のちに鎮静、鎮痙という特徴的な作用を持つハーブ

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